武蔵大の映画研究会が中学生と映像制作 コロナ禍で思い出になる体験を

砂上麻子 (2022年3月15日付 東京新聞朝刊)
写真

生徒の動きを確認する映画研究会のメンバー=練馬区で

 コロナ禍で学校の文化祭や修学旅行が中止になっている。子どもたちに学校の思い出になる体験をしてほしい。武蔵大(東京都練馬区)の映画研究会が地域の中高生に短編映像を撮ってもらうプロジェクトを始めた。

図書館、美術室などが撮影場所に

 7日、練馬区立開進第二中学校で十数人の生徒たちが映像の撮影を体験した。卒業を間近に控えた主人公が学校を訪れ、友人たちと学校生活を振り返る内容だ。

 図書室や美術室、体育館などで撮影した。「もう少しゆっくり入ってこようか」。武蔵大2年でプロジェクト代表の石田瑞樹さん(20)が生徒に具体的な動きを指示する。主人公を演じた中学2年、鈴木紬弘(つむぐ)さん(14)は「関わっている人が多くて緊張したけど、スタッフのサポートでリラックスできました」と笑顔を見せた。

学校紹介の映像として公開予定

 学校紹介になる3分ほどの映像制作。石田さんがプロジェクトの内容を大学近隣の中学、高校に提案し、開進第二中が手を挙げた。

 開進第二中は、運動会を学年別で行い、合唱コンクールは中止した。鈴木さんは「できないことが多かったけど今日は新しい経験ができました」と喜んでいた。石田さんは「私たちの活動を知り、中学生や高校生の思い出づくりに貢献したいという団体や個人が増えてくれるとうれしい」と話す。映像は開進第二中のホームページで公開する予定。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2022年3月12日

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