育児のダサいエピソードに首がもげるほど共感したい! 育休中の3児のパパが「もさださ選手権」開催

子育て世代がつながる
 
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3人の子を育てる成川献太さん

 3人の子の父で、現在育休中の広島県尾道市の小学校教員、成川献太さん(34)が、パパたちのダサくて笑っちゃうようなエピソードを募る「もさださ選手権」を企画しました。父親の家事や育児が当たり前になる一方、メディアやSNSに登場するパパは、かっこよくて颯爽(さっそう)としたイメージで語られがち。成川さんは「キラキラしすぎていて、読んだり見たりするのがつらいときもある。もっと失敗やモヤモヤ、もどかしい気持ちなどを共有したい」と企画の意図を話しています。

世間から取り残されている感覚に

 成川さんは妻とともに4歳、2歳、そして今年6月に生まれた0歳の男の子を育てています。小学校の教員は、年度途中で担任が代わることへの抵抗感が強いことなどから、周囲で男性が育休を取った例は、成川さんも知らないといいます。自身も上の2人の子の誕生後は休みませんでしたが、「30年以上働いていく人生の中で、違う環境に身を置いてみたい」と、8月から来年3月までの育休を取ることを決めました。

 育休が始まって1、2カ月の間は、同じく育休中の幼稚園教諭の妻以外と話すこともない日々に「目標や達成感がなくなり、世間から取り残されている感覚になった」という成川さん。成川さんのように夫妻で同時期に育休を取る家庭は少なく、「1人で子育てする女性はもっとつらい思いをしている、という声も聞き、そうだよなと気づかされた」とも。

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成川さん一家

書くことで変わった、育休ライフ

 そんな成川さんの育休ライフは、「書く」ことによって、少しずつ変わっていったそう。モヤモヤした気持ちや、育児中のトホホな経験などを、個人でコンテンツを発信できる「note」に書き始めると、コメントを書き込んでくれる人とのやりとりも生まれ、「世間とつながっている」「明日も頑張ろう」と前向きな気持ちになったといいます。

 「文章や言葉には強い力がある」。そこで考えついたのが、父親たちに育児エピソードをつづってもらう「もさださ選手権」です。家事も育児もバリバリこなす「猛者(もさ)パパ」が、それだけではなく、右往左往したり、くよくよしたりする「ダサい」一面があることを書いてもらうことで、みんなにホッとしてもらいたいという趣旨です。

「ありがとー」に感動したら…に!?

 成川さん自身、言葉を話せるようになってきた2歳の息子が「ありがとー」と自分に言ってくれていると思って感動していたら、バスマットに付けた「あしあとー」だったと分かりガックリしたり、ストロー付きの水筒を自分ではバッチリ洗えていると思ったら、妻はストロー部分を綿棒で洗っていることを知り「まだまだだ…」と思ったり…。日々たくさんのダサい出来事が起きているそうです。

 成川さんがこんな文章だといいな、と思っているのは

・家事や育児に前向き
・うなずきすぎて首がもげるぐらい共感できる
・読んだあと、誰かに話したくなる
・誰も傷つけない

ようなエピソード。

 企画をより盛り上げるため、成川さんが使い道を決めていなかった政府からのコロナ対策の給付金のうち、1万円を賞金にあてることに。noteのサポート機能を使って、金賞3000円を1人、銀賞2000円を1人、銅賞1000円を5人に贈ります。「ちょっとおいしいものを食べたり、パートナーに花束を贈るのでも!」と応募を呼び掛けています。

失敗は「やっている」の証しです

 募集期間は12月25日まで。noteで記事を書き、#もさださ選手権、を付けるだけでOK。詳細は成川さんのnoteで説明しています。

 「子育てでの失敗を書けるということは、それだけその人がやっている、ということでもあると思います。エピソードを読んで僕もホッとさせてもらい、そんなパパたちがいることを紹介していきたいです」

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