300万個のLED電球イルミネーション×音楽 ベートーベン、モーツァルトらモチーフ 袖ケ浦市の東京ドイツ村
山本哲正 (2024年11月26日付 東京新聞朝刊)
日本夜景遺産に認定されている東京ドイツ村(千葉県袖ケ浦市永吉)で「ウインターイルミネーション2024-2025」が開かれている。今回のテーマは「イルミネーション×音楽」。ディスコミュージックからクラシックまで幅広い音楽の世界観を、300万個のLED電球を使ったイルミネーションで表現している。来年4月6日まで。
「気分は指揮者!」な仕掛けあり
目玉で、1枚の絵のように浮かび上がる「光の地上絵」は、ベートーベン、モーツァルトら著名な音楽家をモチーフにした。みんなが寝静まったころ、学校の音楽室の肖像画から抜け出した作曲家たちが動物たちを誘って演奏会を開いているイメージだ。「いろどりの丘」に設けられた展望台からは構図が見やすい。
展望台には、光る譜面を置いた指揮台「気分は指揮者!」を設置。譜面台の前で指揮者になりきって手を振ると、ベートーベンの曲のフレーズが鳴り響く。
千葉デザイナー学院とコラボ
専門学校千葉デザイナー学院(千葉市中央区)とのコラボも実施。学生たちによるデザインを、ドイツ村のイルミネーションランタン職人が形にした。テーマは「森の中のシロクマ研究所」。幅約17メートル、高さ約15メートルと大きなオブジェもあり、シロクマたちがかわいらしい。
点灯時間は午後8時まで。入園は4歳~小学生500円、一般1000円。駐車料金は乗用車1台1500円(元日以降は1000円)。問い合わせは、東京ドイツ村=電0438(60)5511=へ。