“東京都英語村”TGGでサマーフェス 子どもに「本物の英語体験」、気軽にどうぞ

村手久枝 (2019年8月2日付 東京新聞朝刊)
 一歩入れば会話は英語。昨秋、オープンした体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)」(東京都江東区)で、通常は必要な事前予約がいらない特別企画「TGG SUMMER FESTIVAL 2019」を開催中だ。8月25日まで。 

外国人スタッフと、シチュエーションに合わせた英語が学べる(普段の様子)=TGG提供          

特別入場料は子ども1500円、保護者500円

 TGGは都内の小・中・高校等の児童・生徒を優先対象に、英語力の底上げを狙い、東京都教育委員会の方針のもと、官民連携で開設された“東京都英語村”。平日は学校向け。週末は一般開放されている。しかし、一般利用者には熱心な英会話経験者が多く、当初目的の「底上げ」にはつながっていなかった。また一番手ごろなプログラムでも、子どもの受講料に保護者の入場料を加えて4860円かかる上、拘束は2時間。ハードルが高いとも見られていた。

 そこで今回のフェスは気軽に利用してもらうことを第一に企画。特別入場料(子ども1500円、保護者500円)だけで利用できる体験コーナーを5種(外国人講師とのおしゃべりや、英語によるドローン操作プログラムなど)設け、週末を中心に入場料さえいらない無料イベント(英語落語会、マジックなど)も開く。

60分コースで飛行機やレストランでの会話も

 通常の人気プログラムを短縮したものも用意。注目は「英語で体験するTGGタウン」。飛行機内やレストラン、病院など、本物さながらのセットでシチュエーションに合わせた英語を学べる。60分2000円。

 フェスは主に小学生向け。基本的に親は見守るだけになる。ただし、外国製菓子の売店も設置予定なので、購入の際は親も英語にチャレンジできる。 

 住所は江東区青海2の4の32 TIME24ビル。営業時間は10~17時(最終入場時間は16時20分)。貸し切りで入場不可になる日もある。詳細は公式サイトで。問い合わせは(電話)0120・86596・1

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年8月2日