多摩地域に「子どもシェルター」開設を 4/15、三鷹市でNPO法人がシンポジウム開催
奥野斐 (2023年4月10日付 東京新聞朝刊)
多摩地域に子どもシェルターの設置を目指すNPO法人「子ども・若者センターこだま」(東京都日野市)が15日、シンポジウム「多摩に子どもシェルターを作る~地域でおとなができること」を三鷹市市民協働センター(下連雀4)で開く。
2024年1月開設を目指し準備 弁護士らが課題紹介
子どもシェルターは、虐待や貧困などの事情で、家庭に居づらい子を一時的に受け入れる民間施設で、こだまは来年1月の開設を目標に準備している。女子専用で定員6人の施設を予定。常駐職員が食事の提供や身の回りの世話をし、専門職が心身の回復を支える。運営費は都の委託費や助成金、寄付で賄う。
シンポでは、児童相談所の職員や弁護士が、子どもたちの抱える課題や現状を紹介。こだま副理事長で杏林大教授(精神保健福祉)の加藤雅江さんが、子どもシェルターの役割や地域でできる支援について話す。4月15日午後2時~4時半。申し込み不要、定員100人。参加費500円(資料代)。詳細は法人ホームページで案内している。