江東区が給食費を無償化 10月から区立小中学校で 費用は半年で8.7億円

井上真典 (2023年6月1日付 東京新聞朝刊)
 江東区の木村弥生区長は31日の定例記者会見で、今年10月から区立小中学校の給食費を無償化すると発表した。家庭の子どもの数や所得制限といった条件は設けないという。

対象の児童生徒は約3.4万人

 江東区立小中学校の児童生徒は約3万4千人。本年度は今月10月からの半年間で費用は約8億7000万円で、国の交付金を活用する。来年度も継続する意向だ。物価高騰などにより、経済的な負担削減を求める声が区民から寄せられていた。

 防災対策では6月中旬以降、防災用品を受け取ることができる防災カタログギフトを全世帯に配る。211種類の中から上限5000円相当で商品が選べる。木村区長は「関東大震災から100年。家族で話し合うきっかけにしてほしい」と話した。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年6月1日