〈23区の新年度予算案から〉北区 小中学校の給食費を無償化

浜崎陽介 (2023年2月10日付 東京新聞朝刊)
〈2023年度予算案〉北区は駅周辺のまちづくりを推進する。赤羽駅東口では、赤羽一番街商店街を中心とした一帯で大規模な再開発に着手。現在、複数のビルが立つ赤羽小学校から南東の場所に、数年かけて26階建ての複合ビルが建てられる予定で、実施設計などの費用を補助する。赤羽一番街商店街を挟んだ両側の区画にもビル建設が計画されており、まちづくり基本計画を作る。計3億6800万円を計上した。子育て支援では、区立小中学校の給食費を無償化する。

駅周辺の再開発を推進

 十条駅西口では、2024年秋に、区も参画した組合が事業主体となった39階建ての高層タワーが完成する予定。3、4階には飲食しながら図書を閲覧できるラウンジやホールを設け、周辺の道路や駐輪場も整備する。また、十条駅付近で埼京線を高架化するための用地買収も進める。タワーの工事がピークを迎えることもあり、計97億9100万円を盛り込んだ。花川与惣太区長は「本格化する駅周辺のまちづくりをさらに加速させていく」と述べた。

 このほか、区立小中学校の給食費を無償化。王子の飛鳥山公園では渋沢栄一が客のもてなしに使った茶室「無心庵」を再興するための調査を行う。一般会計は過去最大となった。

表 北区予算案の目的別歳出

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年2月10日

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