〈23区の新年度予算案から〉中央区 不妊治療の助成を拡充、小中学校の給食費も無償化

松尾博史 (2023年2月8日付 東京新聞朝刊)
〈2023年度予算案〉中央区は、保険適用外の不妊治療費の負担を軽減するため、都の助成額の上限(15万円)を超えた場合、10万円を上限に助成する。区立小中学校の給食費、保育所の副食費を無償化する。小中学校や区施設の整備、改修に伴い、一般会計は過去最大となった。

「歩いて楽しめる街」目指す

 歩行者の回遊性を高めてにぎわいにつなげるために、JR東京駅前の八重洲通りの車道で、地元住民らのグループが行う社会実験を支援する。7380万円を計上した。同駅前から昭和通りまでの約700メートルの区間の一部で、歩道寄りの車道の一角にベンチなどを置き、歩行者が憩えるようにする。

 また、築地市場跡地の再開発や都心と臨海部を結ぶ地下鉄新線の整備に合わせて、築地付近では歩道の整備を検討する。山本泰人区長は「歴史と伝統のある中央区を見て、感じて、歩いて、楽しめる街にしていく」と話した。

 区民の新たな移動手段として、隅田川や日本橋川での水上交通の実現に向けて、河川の現状や需要、課題を分析するために1326万円を盛り込んだ。都も通勤などに舟を活用する社会実験に取り組んでおり、連携して進めるという。

表 中央区予算案の目的別歳出

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年2月8日

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