〈23区の新年度予算案から〉荒川区 区立小中学校34校で給食費を無償化

浜崎陽介 (2023年2月7日付 東京新聞朝刊)
 〈2023年度予算案〉荒川区は「読書のまちづくり」の推進に1億4500万円を計上した。区は2018年に「読書を愛するまち・あらかわ」を宣言し、区民が本に親しめる環境づくりを進めている。

図書館でブックスタート事業

 会社や団体が主体的に読書を応援する「(仮称)読書パートナー制度」を新たに導入する。区は、リサイクル本を置く「街なか図書館」を社内に置いてもらったり、読書会を開いてもらったりすることを想定している。

 また、これまで保健所で開いていた絵本を贈る「ブックスタート」事業を図書館で行い、司書が読み聞かせのコツを父母に伝える。音声や点字の付いた図書など障害者の利用しやすい書籍の展示会も開く。

区立幼稚園で弁当形式の給食

 物価高騰を受け、保護者負担を軽減するため、区立小中学校34校で給食費を無償化する。費用は7億5300万円。

 また、区立幼稚園ではこれまで昼食は家庭から持参していたが、区が弁当形式での給食を始める。2500万円を計上した。区立幼稚園は現在の8園を4園に減らす計画を打ち出している。

 一般会計は過去最大となった。西川太一郎区長は新型コロナなどの感染対策を理由に記者会見はしなかった。

表 荒川区予算案の目的別歳出

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年2月7日

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