目黒区が待機児童ゼロ達成 全国ワースト3から躍進、3年間で認可保育所45→88カ所

岩岡千景 (2020年5月22日付 東京新聞朝刊)

 目黒区は21日、認可保育園などに入れない区内の待機児童がゼロになったと発表した。

 目黒区では共働き世帯が増えるなどして、2017年の待機児童が、世田谷区、岡山市に次いで全国ワースト3の617人となった。目黒区は2017~2019年度の3年間、認可保育園の整備を進め、45カ所から88カ所に増やし、待機児童ゼロを実現した。

 目黒区は引き続き待機児童をゼロを続けるため、来年4月までに保育園をさらに8カ所(定員613人分)整備していくという。

 東京都によると、23区では昨年4月1日時点で港区と杉並区が待機児童ゼロを達成している。