川崎の小中学生がネットショップ店長に 手作り品をオンライン販売 「こどものまちミニカワサキ」
石川修巳 (2020年11月26日付 東京新聞朝刊)
「ミニカワサキ」と銘打ち、川崎市内の子どもたちが「こどものまち」をつくって楽しむイベントが、21日からオンラインで開催されている。今年は新型コロナウイルスの影響で、会場での開催を断念。代わりに、子どもたちが手作りした雑貨の販売などをオンラインで実施している。
小2~中1の18人が参加、コロナ禍で今年は仮想の街づくり
ミニカワサキは2018年から年1回開催し、今年で3回目。大人は口出し禁止で、子どもたちが段ボールやテントなどを使って、店や役所、銀行もある「こどものまち」をつくって楽しむ趣向だ。実行委員長の大城(おおき)英理子さん(42)は「まちに何があったら楽しいかを子どもたちが考え、表現する場です」と語る。
今年は小学2年~中学1年の子ども18人が中心となり、5月に運営会議が発足。しかし、新型コロナの影響で会場での開催は断念するしかなかった。
「大人とともに試行錯誤しながら、子どもたちがたどり着いたのが、オンラインの『ミニカワショップ』でした」と大城さん。子どもたちがネットショップの店長となり、手作りした商品を販売することに。商品の魅力を高める写真の撮り方も学んだという。
ほかに、ブロックで仮想の家や街などをつくっていくゲーム「マインクラフト」を使って、子どもたちが考えた「ミニカワサキシティ」も紹介。活動の楽しさを伝えるため「ミニカワしんぶん!」も創刊した。
大城さんは「今回は子どもも大人も一緒に楽しんでほしい。『自分もやってみたい』と思ってもらえれば」と話している。
オンライン開催は12月6日まで。「ミニカワサキ」のホームページで詳しく紹介している。