絶滅危惧種オオアリクイの赤ちゃん、江戸川の動物園で公開 お母さんの背中で愛らしく
鈴木里奈 (2024年10月24日付 東京新聞朝刊)
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているオオアリクイの雌の赤ちゃんが、江戸川区北葛西の区自然動物園ですくすくと成長している。母親アイチの背中にしがみついている様子が楽しめる。
都内で唯一の飼育 繁殖成功は2回目
赤ちゃんは9月4日に体長約58センチ、体重1.6キロで誕生。10月10日時点で約80センチ、3.6キロに成長した。
同園は都内で唯一、オオアリクイを飼育し、2回目の繁殖成功となった。飼育員の前田亮輔さん(32)は「長い舌であくびをする姿をぜひ見に来て」と呼びかけている。
写真を撮っていた川崎市の主婦吉川由美子さん(47)は「またがってしがみついているのがかわいい。あくびをして元気に育ってほしい」と願った。赤ちゃんは午後3時半から公開されている。月曜休園。入園無料。