イラストレーターやまもとりえさんと子育て対談 新聞を使った知育ゲームも楽しみました

(2021年4月16日付 東京新聞朝刊)

しんぶんちゲームの進行をする今川綾音記者(左)とゲストのやまもとりえさん。後ろの画面はリモート参加の大谷直史さん=東京都渋谷区で(日本新聞協会提供)

 子育て世代を対象にした日本新聞協会のオンラインイベント「子育て対談&ワークショップ」に3日、東京すくすくの副編集長として参加しました。

 前半はイラストレーターやまもとりえさんと対談。同じ新小学1年の子を育てる親同士、入学直前の不安や悩みを語り合いました。

 コロナ禍で、親も子も在宅時間が増える中、やまもとさんは在宅ワークをしながら子どもの相手をする苦労を語っていました。「自分から宿題をやってくれない」「家庭での学習をどうフォローしたらよいか」といった悩みも寄せられ、過去に取材で教わったことをお伝えすることができました。

 参加者からは、「私には無理だなあと思うような内容ではなく、前を向こうと思える感じでよかった」という感想も届き、うれしく感じています。

 後半は、新聞を使った知育ゲーム「しんぶんちゲーム」に挑戦しました。記事や見出しから、出題されたテーマに沿った言葉を探すゲーム。考案した鳥取大の大谷直史准教授がテーマを投げかけると、参加者は手元の新聞を親子でめくりながら解答していました。

 「遠い」と感じる言葉を探す問題では、「ナイジェリア」など国名や距離を答える人のほか、「46億年前」「未来」と時間軸で考える人も。やまもとさんは「夫婦別姓」と社会問題を挙げていました。参加者の柔軟な思考を感じ、楽しいひとときでした。「子どもの語彙(ごい)や興味の幅が広がりそう」とやまもとさん。ゲームをきっかけに、普段読まないページをめくり、新しい世界が開けるかもしれません。