半数が里帰り出産　来庁の負担減に

　出生届は、子どもが生まれた日から14日以内に市役所の窓口で対面で提出し、母子手帳に出生届出済証明を受ける。市によると前年度の出生届受付件数は2658件。うち半数ほどが里帰り出産をしているといい、親が届け出のために来庁する負担を減らす狙いがあるとしている。

　オンライン手続きにはマイナンバーカードの専用サイト「マイナポータル」を使う。必要事項を入力し、産院など医療機関の出生証明書をスマホなどで撮影して画像を送り、受理されると出生届出済証明が市から郵送される。

　国内で出生し、父母が日本国籍で、どちらかの本籍地が市内にあることが条件となる。初宿和夫市長は記者会見で「子育て世代の負担軽減に少しでもつながれば」と述べた。