晋平太さんが若者にラップ指南 気持ちを音楽に乗せて表現しよう!
添田隆典 (2019年10月31日付 東京新聞朝刊に一部加筆)
就職や進学を目指す若者が抱える不安や希望をラップ音楽で表現するイベントが29日、人材育成企業「ハッシャダイ」(東京都渋谷区神宮前)であった。
感謝や苦悩をラップで表現
若者の未来を応援しようと、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)が企画。中学や高校を卒業し、地方から上京した人の就職や進学支援に取り組む「ハッシャダイ」が協力した。
同社で職業訓練を受ける17~25歳の26人が、ラッパーの晋平太(しんぺいた)さん(36)=東村山市出身=から自分の気持ちを音楽に乗せて表現する方法を教わり、家族や友人への感謝の気持ちや、やりたいことが見つからない苦悩などを盛り込んだ曲をそれぞれ披露。ラップのリズムに乗せて歌った。晋平太さんは「やりたいことがなくても恥ずかしいことじゃない。これから見つければいい」とエールを送った。
TOKYO MXは2019年が国連の「子どもの権利条約」制定30周年であることなどから、本年度「子どもの未来応援」をテーマに、関連する番組やイベントなどを展開。都内の学校でも晋平太さんによるラップの出前授業を開いている。