学校トイレでいつでも生理用品が手に入る 千葉の全県立中高、1月から「非対面」で無償配布

中谷秀樹 (2021年12月30日付 東京新聞朝刊)
写真 生理用品

「生理の貧困」対策で、学校の女子トイレに生理用品を配備する動きが広がった

 千葉県教育委員会は、経済的な理由などで生理用品を十分に確保することができない「生理の貧困」の救済策として、1月から千葉県内全ての県立高校と県立中学の計123校で生理用品を非対面で無償配布する。7月から62校で先行的にモデル実施中の利用状況を分析した結果、非対面の配布に需要が高いと判断して全県実施を決めた。

「気兼ねなく使える」必要性 相談箱やQRコードも活用

 現行は全県立校で生理用品を求める生徒に保健室で養護教諭に申告する対面の形で配布中だが、女子トイレや更衣室などに配備し、必要な生徒が自由にいつでも入手できるようにする。

 モデル校での7~11月の調査で対面による配布数865個に対し、非対面は4594個で圧倒的に上回った。何らかの事情で同じ生徒が複数回利用する事例も把握できたといい、千葉県教委は「必要とする生徒が気兼ねなく利用できる場の必要性を把握できた」としている。

 引き続き、提供に併せて生徒が任意で利用個数や氏名をカード記入して相談箱に投函、またはスマートフォンでQRコードを読み取り送信する環境をつくり、必要に応じて福祉的な支援につなげる。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年12月30日

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