小学生になった娘の保護者会で違和感 なぜこんなに男性が少ないのか

(2021年4月25日付 東京新聞朝刊)

 先日、小学生になった娘の初めての保護者会に出席した。会場の体育館に入って違和感があった。集まった保護者約90人のうち、9割以上が女性。男性は私の他に2人ほどしか見当たらない。女性が多いだろうと予想していたけれど、こんなに差があるとは思わなかった。

 会が開かれたのは平日の日中。勤めていれば参加は難しい。ただ共働き世帯なら、夫婦どちらも立場は同じはず。どちらか休まなければならないとき、どんな話し合いがあったのだろうか、それともなかったのだろうか。

 これまで育児に積極的な男性や育休取得をする男性が増えてきたと何度も記事にしてきたが、育児は女性の仕事という性別役割分担の根強さを突きつけられたような気がした。

 保護者会の時間は1時間半ほどで、実際のところ、負担は大きくない。そんな会ですら男女の偏りは圧倒的。男女平等の社会となるには、まだまだ時間がかかりそうだ。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年4月25日

コメント

  • 会社が「父親は学校行事に特に行かなくてもよい」のような風潮が近辺であります。いっそのこと、そのような雇用主の企業には政府から罰金と税金の引き上げをしてみたらどうだろうと思います。男女雇用機会均等法だけ
     
  • 私がこの問題についてまず必要なことを掲げたい。 〇開催時間を「平日の日中」以外にする。 〇いっそ、一度でも女性の参加を禁じて男性(父親)のみの会合の場を設ける。(女性の前で言えない本音が言えるかも