子どもを交通事故から守れ 横浜市が過去5年の発生場所をGoogleマップで公開
神谷円香 (2023年4月4日付 東京新聞朝刊)
子どもの交通事故防止に役立ててもらうため、横浜市は、過去5年間に市内で発生した小中学生が関係する交通事故の発生場所と概要が一覧できるデータマップを作成し、ウェブサイトで公開を始めた。「横浜市 こども・交通事故データマップ」で検索できる。
ストリートビューで写真も見られる
神奈川県警が持つデータをもとに、2017~2021年に起きた事故約2500件のデータをGoogleマップに入力した。1件ごとに事故が起きた年月と時間帯、その日の天候、右左折や追い越しなどどんな行動だったかといった詳細が表示される。
けがの程度などの個人情報に当たる情報はない。グーグルマップの機能で、どんな場所かを実際の写真で見る「ストリートビュー」も使える。今後も昨年以降の情報を更新していく。
マップは、通学路の交差点のカラー舗装や区画線の設置など、交通安全対策にも活用する。2023年度は4校の交通安全推進校を対象に、道路情報のビックデータから通学路を行き交う車の速度を可視化したデータを提供し、マップと照らし合わせて事故が起きやすい場所の注意喚起もしていく。
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