新聞製作の現場を回ったよ! 埼玉・富士見市立西中の2年生が東京新聞を見学

日曜日に発行する別刷り紙面を作る「サンデー版編集部」では、見開きで展開する「大図解」について聞いた=いずれも東京都千代田区の東京新聞で(川上智世撮影)

 埼玉県富士見市立西中学校の2年生23人が11日、校外学習の企業訪問先として東京都千代田区の東京新聞(中日新聞東京本社)を訪れた。東京新聞と東京中日スポーツで新聞製作の現場を見学し、記者と交流した。

「ミニ記者会見」で質問も

 生徒たちは、子育てや子ども関連の記事を担当する東京すくすく部の記者らの案内で、社会部や政治部などのある編集局のフロアを回った。

写真部ではスポーツ取材などに使う800ミリ(手前)と400ミリ(奥)の超望遠レンズをのぞいてシャッターを切った

記事の扱いを決め、見出しやレイアウトを考える「整理部」では、「ネタを取って原稿を書く社会部や政治部が漁師や農家だとすると、整理部は調理場です」と説明を受けた

 デジタル編集部では、記事が読まれる時間帯に合わせて発信する工夫や、ウェブと紙面の記事の違いについて説明を受けた。

ウェブで記事を発信する「デジタル編集部」で、ウェブと紙面の記事の違いについてメモを取りながら聞く生徒たち

 運動や芸能を扱う東京中日スポーツでは、ここぞという時に話を聞ける関係を取材相手とつくるために、記者が日頃から心がけていることを聞いた。

「東京中日スポーツ」で、運動や芸能の取材について聞く生徒たち

 見学後は、生徒たちが3人の記者に質問をぶつける「ミニ記者会見」を開催。「ネットでたくさんの情報が出る中で新聞の価値は」「インタビューする時に気を付けていることは」といった質問が出た。

「ミニ記者会見」では、生徒からの鋭い質問に記者3人が答えた

 兼子六花(かねこ・りっか)さん(13)は「普段触れることのない大きなカメラや、今日出稿される記事の一覧などの資料に触れることができて楽しかった」。岡田幸史郎さん(13)は、「(新聞作りに)たくさんの部署が関わっていて、間違いのないように作るのがすごいと思った」と話した。

コメント

  • 今回は貴重な体験をさせてくださりありがとうございました。 また東京新聞を読みたいです。
    富士見西中学校の一人 男性 10代 
  • 東京新聞の見学面白かったです! ありがとうございました!
    富士見西中学校の一人 男性 10代