東京都内の待機児童は3690人 昨年より1724人減少  今年4月1日時点

(2019年7月31日付 東京新聞朝刊)
 東京都は29日、今年4月1日時点の都内の待機児童が3690人だったと発表した。昨年比で1724人減った。統計の取り方が現在とほぼ同じになった2002年度以来、最も少ないという。

昨年度、認可保育所を255カ所整備

 東京都によると、認可保育所や認証保育所など保育サービスを利用している児童の数は30万9176人で、就学前児童の48.2%。

 利用児童数は昨年と比べ1万5409人増えたが、昨年度中に認可保育所を255カ所整備するなどした結果、待機児童数が減ったという。

最多は世田谷区で470人、次は中央区

 区市町村別で待機児童数が多かったのは世田谷区(470人)、中央区(197人)、調布市(182人)。待機児童がゼロだったのは港区や杉並区など13自治体だった。

 小池百合子知事は20年3月末までに待機児童をゼロにすると公約に掲げている。