保育園でコロナ陽性→クラス全員「みなし濃厚接触者」として3日間休園 川崎市が方針
安藤恭子 (2022年2月15日付 東京新聞朝刊)
新型コロナウイルスの感染拡大で保育施設の休園が相次ぐ中、川崎市は14日、陽性者が出たクラス全員を原則「みなし濃厚接触者」として3日間は全部休園し、4日目以降は感染の広がりのない他のクラスから部分再開するなどの「新たな考え方」を、認可外を含む市内約740カ所の保育施設に通知した。
特定作業の現場負担を軽減
川崎市こども未来局によると、14日時点の休園数は約150カ所。方針の見直しにより、陽性児童の行動記録を確認して濃厚接触者の特定に当たってきた保育現場や保健所の作業が省かれるという。
こども未来局の担当者は「現場の負担を減らすとともに、部分開園の促進で、保護者の就労への影響も最小限にとどめたい」と話している。