清瀬市が園児の紙おむつ定額制導入 月額2508円で「手ぶら登園」
花井勝規 (2022年5月30日付 東京新聞朝刊)
東京都清瀬市は26日、保育園児の保護者や保育士の負担軽減のため、市内の公立保育園3園に紙おむつとお尻ふきの定額サービスを導入したと発表した。今後、私立の保育園にも導入を促す考え。
公立3保育園 保護者と保育士の負担を軽く
ユニ・チャームと連携する子育て事業企業ベビージョブ(大阪市)のサービス「手ぶら登園」を4月から採用した。月額2508円で契約すれば紙おむつなどが園で使い放題になる。保護者は各自で名前を書いて複数枚を持参する必要がなくなる。市では3年前から使用済み紙おむつの持ち帰りを廃止し、各園での廃棄に切り替えており、文字どおりの「手ぶら」が実現した。市によると、都内での同サービスの導入例は渋谷区、町田市に次いで3例目。
子ども2人の育児体験から導入にゴーサインを出したという渋谷桂司市長は「紙おむつに名前を書く作業などかなりの手間がかかった。運ぶのも大変で、それが軽減されるメリットは大きい」と話した。
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