都会から親子で「保育園留学」を 子どもは自然を体験、親はリモートワーク 12月から君津市で

山本哲正 (2023年11月10日付 東京新聞朝刊)

園庭にある畑でサツマイモを収穫する園児ら=千葉県君津市立かずさあけぼの保育園で

 子育て世帯をターゲットに、保育園での一時預かり、宿泊、ワークスペースの提供をパッケージ化した短期移住体験プログラム「保育園留学」を、千葉県君津市が12月から始める。地域の魅力を体感してもらい、移住・定住につなげる。県内では初の取り組みで、参加者を募っている。

園庭で野菜収穫、休日には観光も

 事業は、ベンチャー企業キッチハイク(東京)と連携。1~2週間の滞在期間中、子どもは保育園へ通いながら自然との触れ合いなどを体験し、保護者は君津市内の宿泊先でリモートワークをする。休日には家族で市内観光を楽しむ。

 広い園庭で野菜の収穫などをして自然と親しむ保育に取り組む市立かずさあけぼの保育園(君津市広岡)の空き枠を活用し、受け入れる。

大人2人・子1人で1週間16万円~

 宿泊先は亀山温泉ホテル(同市豊田)などを想定。保育園留学の料金は人数や期間で異なり、大人2人(両親)、子ども1人が1週間滞在の場合に約16万円から。申し込みはキッチハイクのホームページで受け付けている。

 2024年4月にオープンする市立清和こども園でも2025年度から受け入れを計画している。

 保育園留学は2021年に北海道厚沢部(あっさぶ)町で始まり、全国各地で展開されているという。キッチハイクの菅沢美月さん(31)は「都心から1時間の距離でありながら大自然やアクティビティーが充実している。たくさんの子育て世帯に来ていただけるようにしたい」と話している。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年11月10日