荒川区で信金支店に認可保育所 2020年4月にオープン
中村真暁 (2018年12月20日付 東京新聞朝刊)
待機児童を解消しようと、東京都荒川区と朝日信用金庫(本店・東京都台東区)は19日、荒川区内の同信金東尾久支店(荒川5)の遊休スペースで認可保育所を開設するための協定を結んだ。信金を活用した保育所の整備は、区内では初めて。
荒川区は住宅密集地が多く、保育所のための土地が確保しづらいという。一方で、朝日信金は経営の効率化を進めており、事務合理化などで発生した遊休スペースを生かした地域貢献活動に力を入れている。
区と同信金の思いが合致し、協定を締結。保育所は、同支店の3、4階(計約500平方メートル)に整備される。
区は本年度中にも、保育所を整備、運営する事業者を公募し選定。同信金と賃貸借契約を結び、事業者に保育所を転貸する。開設は2020年4月で、定員は約60人の想定。区によると、区内の待機児童数は今年4月時点で80人という。