子育て世代が増える江戸川区、人口70万人突破 公園は23区最大 独自のゼロ歳児手当

加藤健太 (2018年7月17日付 東京新聞朝刊)
 江戸川区の人口が70万人を突破した。都心への通いやすさや子育てのしやすさを背景に、外国人や20~30代の転入が目立っている。

マンションが立ち並ぶ住宅地に多くの小中学校がある、江戸川区の東京メトロ西葛西駅周辺=2018年9月、本社ヘリ「おおづる」から

転入した女性「結婚を控え、子育てしやすいと聞いたので」

 江戸川区によると、7月10日に70万27人となった。このうち、中国籍やインド籍を中心とした外国人は、3万7054人で過去最多。

 昨年は転入者の6割を20~30代が占めた。50万人の到達は1980年、60万人は1996年だった。

 公園の面積は23区で最も大きい。江戸川区は子育て環境の良さをアピールしており、ゼロ歳児がいる家庭に手当を支給する制度を区独自で設けている。

 10日に転入届を出した伊藤梨紗さん(23)は「通勤アクセスが良く、緑が多い街並みが気に入っている。結婚を控えており、子育てしやすいと聞いたので江戸川区を選んだ」と話した。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年7月17日