〈えほん〉「月でたんじょうパーティーをひらいたら」文・ジョイス・ラパン 絵・シモーナ・チェッカレッリ 訳・原田勝
長壁綾子 (2020年1月31日付 東京新聞朝刊)
月で誕生パーティーを開いたらどんなに愉快ですてきだろう。
宇宙船に乗って出かければ、3で月に到着。その間、ロケットの中ではふわふわ浮いて遊べちゃう。野球をしたらボールは地球での6倍遠く飛んでいくし、月の海は平らだから「だるまさんがころんだ」はうってつけの遊びに!
月の1日は、地球の30日分もある。だから、最高の誕生日を思う存分楽しめること間違いなし。
月や宇宙についての知識を楽しい物語と共に解説する科学絵本。こんな誕生パーティーが「もしも」ではなくなる日が待ち遠しい。
1760円。廣済堂あかつき=電話03(3825)9188。