〈えほん〉「7年目のランドセル」写真・文 内堀タケシ
長壁綾子 (2020年8月7日付 東京新聞朝刊)
日本の小学生が背負うランドセルは6年間の役目を終え、遠く離れたアフガニスタンで、7年目の新学期を迎える。
ランドセルを手にすると、満面の笑みを浮かべるアフガニスタンの子どもたち。タルワサちゃんもその一人。戦闘やテロが続き、武器を見るのが当たり前の日々の中で暮らし、学校に通っている。
写真家の著者が「ランドセルは海を越えて」の活動を通して、アフガニスタンの状況や子どもたちの表情を伝える写真絵本。再利用されるランドセルが、現地の子どもたちの未来への希望となっている。
2200円。国土社=電話03(6272)6125。