服やおもちゃも寄付しよう 食料だけじゃない「トリプルドライブ」 埼玉県が困窮家庭を支援
飯田樹与 (2021年2月24日付 東京新聞朝刊)
新型コロナウイルスの影響で生活が苦しい子育て家庭を支援するため、埼玉県は「トリプルドライブ」と題し、家庭で余った食品や使わなくなった子ども用の衣料品、プレイグッズを受け付けている。従来の「フードドライブ」から対象の品目を拡大した。
3月末まで埼玉県庁で受け付け
衣料品は高校生ぐらいまでの子どもが着られる洋服や肌着、靴などで、新品や未使用品、状態の良い中古品(肌着を除く)が対象。埼玉県社会福祉協議会の「衣類バンク」を通じて生活困窮世帯に贈る。
プレイグッズは絵本やお手玉などの遊び道具、布類、画用紙や絵の具などの文具、アウトドア用品など。子どもが自由に遊べる「プレイパーク(冒険遊び場)」団体などに寄贈する。
埼玉県は昨年9月、子どもの食生活に深刻な影響が出ているとして、家庭で余った食品を持ち寄るフードドライブを開始。今年1月末までに、お米やレトルト食品など1689点が寄せられた。
トリプルドライブは3月末まで(状況によって延長)。県職員以外の人も持ち込める。少子政策課(本庁舎1階)または資源循環推進課(第三庁舎2階)で随時受け付ける。