給食がない夏休み 豊島区が困窮家庭の子どもに食品提供

長竹祐子 (2022年8月3日付 東京新聞朝刊)

 給食がない夏休み期間の子どもたちの食を支援しようと、東京都豊島区は1日、経済的に不安を抱える区内の子育て家庭に食品を配布する取り組み「食べて元気!応援隊」を始めた。米2kgやレトルト食品、菓子、飲料など=写真=を無料で提供する。31日まで。

8月31日まで 300セットを用意

 豊島区では、長引くコロナ禍や物価高などの影響などで生活に困難を抱える家庭についても、夏休みの子どもがしっかり食事を取れて元気に過ごせるようにと企画。区民や企業からの寄付である「としま子ども若者応援基金」を活用する。

 配布場所は、豊島区役所4階子育てインフォメーション、中高生センタージャンプ東池袋・長崎、子ども家庭支援センター東部・西部、区民社会福祉協議会の計6カ所。1世帯1回で予約不要。ひとまず300セットを用意している。

 区担当者は「不安を和らげるためにもぜひ活用を」と話した。