体の変化が早い女の子 どんなケアが必要?〈性教育10の悩みに答えます⑥〉

 東京すくすくは、開設3周年を記念して、気になるテーマを楽しく学べるオンライン講座を企画しました。第1弾は「性教育」です。講座〈教えて!サッコ先生 性教育10の悩みに答えます〉で取り上げた質問を、記事でもテーマごとに紹介します。小学生の女の子のお母さんからの質問です。

質問6. 体の変化が早い女の子の心や体のケアはどうしますか?

 発達が早く、小学校低学年のうちから胸の膨らみや、初経が見られる女の子について、「胸が痛いと泣いてしまったり、気持ちが不安定になったりして心配だ」という声や、「小学校2、3年生で生理がくるのは異常ではないでしょうか」という疑問が寄せられています。

10歳より前の月経は、治療の対象

サッコ先生 月経については、女子大学生で相談に来る子たちにも勧めているこの本がおすすめ。「思春期女子の体と心Q&A」(八田真理子著、労働教育センター)という本で、産婦人科医の八田真理子さんが、生理痛やPMSなど生理の悩みから、妊娠や性感染症、デートDVまで、思春期女子にアドバイスしています。この本の中に全部答えが書いているから読みなさい、というくらいおすすめです。

 この本の中でも紹介されていますが、一般的に10歳より前に月経がくるのは、「思春期早発症」といって治療の対象になります。小学校2、3年生で生理がきている状態なら、病院に行きましょうのタイミングです。治療は小児科ですることになりますが、もしママがかかりつけの産婦人科医があったら、ご自身の受診のときに「娘のことなんですが…」と相談してみてもいいと思います。

すくすく 胸の膨らみはどうでしょうか。

サッコ先生 同じように7歳より前に胸が膨らみ始めるのは、思春期早発症の診断となりますので、一度小児科に相談してみましょう。

高橋幸子(たかはし・さちこ)さん

 「趣味・性教育、特技・性教育、仕事・性教育」の産婦人科医。愛称は「サッコ先生」。埼玉医科大で医師として思春期外来などで診察に当たるかたわら、全国各地の学校などで年間120回以上性教育の講座を行う。家庭でできる性教育も支援しようと、サイトの監修や本の出版もし、多角的に活動する。著書に『サッコ先生と!からだこころ研究所 小学生と考える「性ってなに?」』(リトルモア)。