知っていますか?「認証マーク」 人間と野生動物がともに生きる持続可能な未来へ 〜「絶滅危惧種のオリガミが動き出す!AR体験イベント」レポート〜〈PR〉

 WWFジャパンによる「絶滅危惧種のオリガミが動き出す!AR体験イベント」が5月21日行われ、親子10名が参加しました。絶滅危惧種を折り紙で折って、スマホにかざすと、動物が動き出すというユニークな仕掛け。この体験を通して何を学ぶことができたのでしょうか。イベントの模様をレポートします。
主催:公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)/協力:東京すくすく(東京新聞)

野生動物は絶滅の危機に直面している

 まずこの日のテーマである、絶滅危惧種の置かれている現状についてWWFジャパンの担当者から教えてもらいました。現在、絶滅の危機に直面している世界の野生生物(レッドデータ)は、4万1000種以上(※2022年10月現在)いるといわれています。その主な原因には開発による生息地の減少、密猟などの乱獲が挙げられます。約100年間で、トラの個体数は10万頭から4500頭まで、生息地は93〜95%までに減少。オランウータンも個体数と生息地が約80%減少し、危機的な状況にさらされています。

絶滅危惧種のことを考えながら折り紙に挑戦

 親子が挑戦したのは絶滅危惧種のトラとボルネオオランウータン。折り方シートを見ながら折っていきます。難易度が高く、親子で手が止まる姿が見られます。折り紙が大好きという子もうーんとうなりながらもスタッフの手助けは拒否。「最後まで自分で折る!」と見事に完成させました。

 折り紙が完成したら、次はAR体験です。スマホやタブレットのカメラに、トラの折り紙をかざすと、AR空間にトラの生息地である森が現れますが、徐々に森の樹木が切り倒され消えていきます。木がなくなり、すみかを失い、消えてしまうトラ…。

 オランウータンの折り紙では、豊かな森にすむオランウータンが現れますが、火が放たれ更地になると、パーム油(植物油)を生産するアブラヤシ農園(プランテーション)に一変。森がなくなりすみかを追われたオランウータンの姿も消え、折り紙に戻ってしまいました。臨場感あるAR体験に夢中になる子どもたちですが、森が失われ、動物が消えたシーンを見た時には「動物がいなくなって悲しかった」と話していました。

人間の暮らしを守りながら野生動物の暮らしを守るには?

 「熱帯林の野生動物オリガミ」のコンテンツでは、トラとオランウータンの現状だけではなく、野生動物の森を奪っているのは「私たち人間であること」も伝えます。トラの生息地は植林地に変わり、伐採された木材は、私たちが日常的に使う紙パックやティッシュなど紙製品や木製品の原料として使われています。またオランウータンの主な生息地である東南アジアの熱帯林も、開発が進みアブラヤシ農園が拡大。そのアブラヤシの実から採れるパーム油は、お菓子(チョコレート、スナック菓子)、食品(カップ麺)、洗剤、マーガリンなどに使用されており、スーパーなどで売られている製品の約50%に使われているそうです。

 どれも私たちの暮らしに必要なものですが、そのために野生動物のすみかを奪いたくはない。人間の暮らしを守りながら、野生動物を絶滅から守るためにはどうしたらよいのか。AR動画ページをめくり続けると「私たちにできること」として、野生動物と共に生きる持続可能な未来へのカギを握る「認証マーク」について紹介しています。

認証マークを読み取ると絶滅危惧種が再び動き出す!

 私たちが環境に配慮された商品を選ぼうとしても、判断が難しい場合があります。そんなとき参考になるのが「認証マーク」。第三者機関が持続可能性についての基準を設け、その基準に適合すると認められた商品に付けられるマークです。

 トラのコンテンツで紹介している認証マークは「FSC®認証」。参加者がメモ帳や箸袋などにプリントされているFSC®マークをスマホで読み取ると、AR空間に森が現れ、トラが再び動き出します!

 オランウータンのコンテンツでは「RSPO認証」を紹介。RSPOマークを読み取るとこちらもAR空間にオランウータンのすみかである熱帯林やオランウータンが現れます。RSPOマークはポテトチップスや洗剤など身近な製品に付けられていることも学びました。

「FSC®認証」とは

持続可能な森林活用・保全を目的として創設された「適切な森林管理」を広める制度です。認証を受けた森林の木材やその他、リスクの低い管理された原材料から作られた製品にはFSC®マークが付けられます。消費者はこのマークが入った製品を買うことで森林保全を支援できる仕組みです。


「RSPO認証」とは

RSPOでは、手つかずの自然林や保護価値の高い地域で新たにパーム油農園を開発しないことをはじめ、野生動物の保護、労働者の安全や権利保護に関する基準を作成、それを満たす農園と製品を認証しています。
※RSPOマークのついている製品例:ポテトチップス、カップ麺、マーガリン、石鹸・洗剤

子どもと一緒に「認証マーク探し」をやってみたい

 今回の体験を通して、さまざまな気づきがあったという参加者親子。子どもたちからは「人間の行動によって野生動物に危機が迫っていることがわかった」「野生動物を守る側にならないといけないと思った」などの感想が寄せられました。

 保護者のみなさんからは「これからは認証マークの付いている商品を探して購入したい」「子どもにスーパーで認証マークが付いている商品を探してもらおうと思います。親子で楽しみながら、野生動物保護や環境保全につながる行動を続けられるといいですね」。

 折り紙を入口にして、絶滅危惧種について学んだこの日のイベント。人間と野生動物がともに生きるためにどうしたらよいかを考え、毎日の生活の中で手軽に取り組めるアクションを知ることができました。

 持続可能な未来を目指し、家庭で、学校で「熱帯林の野生動物オリガミ」にチャレンジしてみませんか。特設サイトでは、絶滅危惧種がすむ森を守るために自分たちができることや認証マークの大切さについて学び・考える、夏休みの自由研究シートも無料ダウンロードできます。

キャンペーン特設サイト https://www.wwf.or.jp/campaign/rainforest-animal-origami/

上野動物園・WWFジャパン共催 【ARでうごく!熱帯林の野生動物オリガミ】親子イベント 7月27日開催

 7月29日の「世界トラの日」を前に、絶滅危惧種であるトラを実際に見て、野生動物オリガミを体験する親子イベントです。「熱帯林の野生動物オリガミ」のワークショップを行い、上野動物園のトラ舎の前で、絶滅危惧種であるトラの生息地の話やトラの生息地の消失と私たちの生活との関係や認証マークの大切さなどをお話しし、世界の森で起きていること、森や野生動物を守るために、今日からみんなで貢献できることを親子のみなさんに学んでいただきます。

※事前応募制です。詳細は6月下旬にWWFジャパンのSNSにて告知します。

WWFジャパン Twitterアカウント @WWFJapan

■開催日時・場所

・7月27日(木) 9:30~10:30 上野動物園

■参加対象

・親子 15組30名(小学校高学年およびその保護者)  

なお、7月28日(金)~8月上旬頃まで「熱帯林の野生動物オリガミ」を上野動物園にて体験いただける予定です。

公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)

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 WWFは、1961年に設立された、現在100カ国以上で活動している環境保護団体です。人と自然が調和して生きられる未来を目指して、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止活動、希少な野生生物の保全や持続可能な生産と消費の促進などを行っています。