双子の登下校は「2人一緒だから安心」とは言えません〈南家真紀子 MIRACLE TWINS〉

 小学生になると、急に子どもだけの登下校がスタートします。成長がうれしい反面心配も増えますよね。

 皆さんが言ってくださるように、双子の良さは「1人ではないこと」。でも、2人いるからこそ危険なこともあるんです。2人の世界に溺れて緊張感を失ってしまうリスクは、その奇跡的な仲の良さと背中合わせ。

 根っから空想力の強い彼らの性格が加わると、驚くほど現実の視界が狭くなるんです。2人で会話しながら見事に電柱にぶつかるのを目撃したことがあるんですが、私、リアルに電柱にぶつかるヒトを初めて見ましたよ…。

 でもこれ、笑い事ではなくて、小学校低学年の事故が多いのは事実。安心して子どもたちが登下校できるようハード面の工夫や周りの大人たちの目配りは重要ですね。

◇紙面に掲載された元の作品

※第3金曜日掲載

南家真紀子(なんけ・まきこ)

 アニメーションアーティスト。三重県出身。武蔵野美術大学卒業後、アニメ制作会社勤務を経てフリーに。NHK・Eテレの子ども向け番組「いないいないばあっ!」のアニメコーナーなどを手掛ける。13歳の双子男児と6歳男児を子育て中。作品や活動は公式サイトで紹介している。

コメント

  • うちも空想&逃亡癖があり、大変でした。無事に帰ってくるとホッとしたのを思い出しました。今は別の意味で心配が続いていますが💦😅
    はるうらら 女性 50代