立川で実物大の恐竜が動き回る! 目の前に8メートルのティラノサウルス ハイテクスーツ公演

竹内洋一 (2020年8月11日付 東京新聞朝刊)

客席の目の前で雄たけびを上げるティラノサウルスのメカニカルスーツ=立川市で

 恐竜が目の前を歩き回る−。ハイテクの「恐竜型メカニカルスーツ」を使った公演「DINO-A-LIVE(ディノアライブ)不思議な恐竜博物館」が、東京都立川市緑町の立川ステージガーデンで行われている。親子連れがほぼ実物大の動く恐竜に驚きの声を上げている。8月16日まで。

6頭が次々登場 雄たけび、足音「本物みたい」

 公演は、太古から全6頭の恐竜を順に呼び寄せるストーリーで進む。大トリは史上最大級の肉食恐竜ティラノサウルス。全長8メートルがアリーナを歩き、客席に襲いかかるように雄たけびを上げる。動きに合わせた足音、声は大音響。時折、客席の子供の悲鳴も混じる。両親と訪れた市内の小学5年男子は「本物みたいだった。でも怖くはなかった。恐竜と戦っている感じだった」と話した。

 恐竜型メカニカルスーツは東久留米市の企業「ON-ART(オンアート)」が開発した。最先端の造形技術を使って恐竜の外観や動きを再現。訓練を積んだスタッフ1人が中に入って操作している。

 コロナ対策で、客席を半数以下の約800に絞った。詳しくは公式サイトで。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2020年8月11日