絵本「おおきなかぶ」原画に会える 彫刻家・佐藤忠良さん企画展 群馬で9月19日まで

小松田健一 (2022年7月12日付 東京新聞朝刊)

「おおきなかぶ」の原画(宮城県美術館蔵ⓒPhoto佐々木香輔)

 群馬県立館林美術館(館林市)は16日から、戦後の日本彫刻史を代表する彫刻家で、2011年に死去した佐藤忠良(ちゅうりょう)さんの生誕110年を記念した企画展を開く。9月19日まで。

学芸員による解説会やワークショップも

 佐藤さんは1912年、宮城県に生まれ、東京美術学校(現・東京芸術大)で彫刻を学んだ。戦時中に召集されて旧満州(現中国東北部)へ渡り、戦後にシベリア抑留も経験した。復員後は女性像などの具象彫刻に取り組み、海外でも高い評価を受けた。

 企画展では、日本人が初めて日本人の顔を表現したと評価された「群馬の人」や、ロングセラー絵本「おおきなかぶ」の原画などの代表作に焦点を当て、彫刻、素描、絵本原画計約120点を展示する。

 会期中は学芸員による作品解説会やミニチュア彫刻を作るワークショップなども予定している。

 月曜休館(18日、8月15日、9月19日は開館)。問い合わせは同美術館=電0276(72)8188=で受け付けている。