コシヒカリを子育て世帯に無償配布 袖ケ浦市が9月から 地元産米を利用、農家も支援
山本哲正 (2022年8月22日付 東京新聞朝刊)
コロナ禍での物価高騰対策や子育て支援として、千葉県袖ケ浦市は子育て世帯に1世帯当たり5キロの地元産米を無償で届ける。市は「地元農家が育てた新米を食べてもらい、今後の地産地消にもつなげたい」と、外食需要の落ち込みで米価が下がり苦しむ農家の支援という「一石二鳥」を期待する。
2週間足らずで4000件の申し込み
米は袖ケ浦産の新米コシヒカリ。5キロは約1500円相当で、市で買い上げ、9月から配る。市内在住で2004年4月2日~2022年7月1日生まれの子どもを養育する6356世帯が対象。市によると、7月末に案内文を発送したところ、2週間足らずで約4000件の申し込みがあった。
コロナ対策では、飲食店の支援に4000円で5000円分使える「そでがうら飲食店応援グルメチケット」を3000冊限定販売。市内外の誰でも購入でき、販売と利用期間はいずれも9月1日~12月31日。
燃料費高騰に苦しむ中小企業には、事業用の貨物車両で1台3万円、旅客車両で同10万円の支援給付金を用意。市商工観光課=電0438(62)3428=は、11月30日の期限までに申し込むよう呼びかけている。