〈ママパパ議連 本音で話しちゃう!〉第2回 寺田学衆院議員 悩みは「妻と子どもは選挙区居住が当然」問題

 リレーコラムのバトンを受け取りました、衆議院議員の寺田学と申します。出身と選挙区は秋田県です。無所属ながら国会会派は立憲民主党とご一緒させて頂いております。が、超党派ママパパ議連のこの場にはどうでも良いことですので放念ください。

 さて、前回コラムを担当した伊藤孝恵議員から「寺田さん、何やら男子には『5歳児反抗期』なるものがあるらしいですが、寺田家はいかがですか?」との問いを受けました。まさしく我が家は男子5歳を抱えておりますが、「5歳児反抗期」なるものには至っておりません。確かに、息子が語りかける「目」の表情に以前になかった反抗的なものが時折現れるようになりました。それをもって「反抗期が始まった!」と捉えることもできますが、それ以外にも多くの感情とそれに伴う表情が増えてきたと思います。人前で茶化されて照れたり、怒ったり、寂しいけれど我慢してみたり。単調だった喜怒哀楽に複層的なバリエーションが加わってきたことを興味を持って眺めている日々です。

 と、前向きに捉えようとする姿勢は、私が子育てをする上での師匠、沖縄読谷自然学校の小倉代表のお陰です。数年前「子育ては忍耐ですね」と私がポロッと話した時、小倉さんが「忍耐ってことは親がはめたい枠があるから生まれる発想なんじゃないかな」、「なんでこんなこと考えているんだろ〜と興味を持ってみましょう!」そんな言葉を投げかけられました。簡単なことじゃないけれど、時々この言葉を頼りに極力穏やかに息子を見つめている次第です。伊藤さん、我が家はこんな感じです。

息子の「創作品」を手に

 本音トークと表題にありますので、最後に悩みを少々。それは、男性議員の「妻と子どもは選挙区居住が当然」問題。昔からの政治家の慣習の一つといいますか、そういうもんなんです。でも、平日は基本的に東京で仕事をしている国会議員にとって、この慣習に従うならば、家族が一緒に居られるのは週末だけになってしまいます。子どもの顔がみたい、という父親の個人的な願望を超えて、ずっと子どもと一緒に居続けなきゃいけない妻への負担も相当なものになります。

 まだ息子は5歳なので、今はなんとか工夫しながら家族一緒の時間を確保していますが、まもなく小学校入学が近づいてきます。さてさて、どうしよう!! 幸せも負担も一緒にいる事で分かち合えると育休時代(落選して主夫してただけですが)に確信した我が家にとって、1つの大きな課題が迫ってきております。。。。

 ということの悩みにアドバイスを賜りたく、隣県山形県の加藤鮎子さん、教えてください!

寺田学(てらた・まなぶ)

比例東北ブロック(秋田1区)、5期、無所属(立憲民主党会派)。1976年9月20日、秋田県横手市生まれ。中央大学卒業後、三菱商事を経て、2003年の衆議院議員総選挙に秋田1区から立候補、当時最年少で初当選。内閣総理大臣補佐官などを務め、震災対応や雇用対策、待機児童対策、行政改革や社会保障の充実などに尽力。

【家族】妻(43歳)、長男(5歳)
【オススメ絵本】「This Is Not My Hat」「おまえうまそうだな」

(担当・坂田奈央)