川口いじめ 虚偽文書不起訴で検察審査会に申し立て 被害生徒側「警察や学校はうそをついていいのか」

(2021年12月14日付 東京新聞朝刊)
 埼玉県川口市立中学校で起きたいじめを巡り、虚偽の文書を作成したとして虚偽公文書作成などの疑いで告発された県警武南署員2人と校長(いずれも当時)を、さいたま地検が不起訴としたことを不服として、いじめを受け長期の不登校となった元生徒(19)の母親の森田志歩さんが13日、検察審査会に審査を申し立てた。

その場にいなかった弁護士の発言を記載

 問題の文書は2016年12月に森田さんと署員2人、校長らが出席した会議の内容を署員2人がまとめたもの。署が被害届を受理しないことを森田さん側の弁護士が支持する発言をしたと書かれていたが、弁護士はその場におらず、発言も否定する陳述書を地検に提出していた。

 地検は森田さんに、捜査で会議の録音データが見つかり、弁護士の発言は録音されていなかったと説明していたが、今月8日に3人を不起訴とした。森田さんが理由の開示を求めたところ「嫌疑不十分」だった。

 森田さんは「虚偽が裏付けられた」と主張し、「不起訴にされたら、いじめの相談を受けても警察や学校はうそをついていいことになってしまう。これでは被害者は救われず、放置できない」と話している。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年12月13日