川口いじめ「ネット実名中傷」 投稿主は同級生の父親だった

(2019年7月9日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる

 埼玉県川口市の市立中学校でいじめに遭った元男子生徒(16)がインターネット上の掲示板に実名を書き込まれて中傷されたとして、書き込みをした投稿者側の2人に損害賠償を求めた訴訟で、投稿者のうちの1人が、元生徒の同級生の父親だったことが分かった。これまでは同級生が書き込んだとみられていた。

「保護者会で名前を知り…」答弁書で認め、謝罪

 訴訟の第1回口頭弁論が8日、さいたま地裁であり、父親は答弁書で、自身がネット掲示板に原告の実名などを書き込んだと認めた。その上で、今後、和解に向けた協議を進めることに同意した。

 答弁書で父親は、いじめに関する保護者会で元生徒の名前を知り、第三者には分からないと考えて書き込んだと説明。「軽率な書き込みにより、原告に不快な思いをさせてしまい、申し訳ございません」と謝罪した。

被害者の母親「子ども以上に悪質。反省してほしい」

 訴訟では、この日の口頭弁論の前に、別の被告1人とは和解が成立。この投稿者は元同級生だった。

 閉廷後、元生徒の母親は「言葉でも(ネット上の)文字であっても、人を大きく傷つけると子どもに教える立場でありながら、子ども以上に悪質だ。反省してほしい」と話した。

 この問題を巡っては、別の訴訟で、プロバイダー(ネット接続業者)から書き込みに関する契約者の情報が元生徒側に開示され、投稿者3人を特定。うち1人とは今回の訴訟を起こす前に和解していた。

図解 投稿者特定への主な流れ

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年7月9日

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