〈各市の新年度予算案から〉東村山市 給食のあり方検討に600万円、プール授業の民間委託に1000万円
林朋実 (2022年1月13日付 東京新聞朝刊)
〈2022年度予算案〉東京都東村山市は、市内の公園169カ所すべての管理を7月以降、1事業者に委託する。民間事業者のサービスを取り入れ、イベント開催など市民の要望に応える狙いがある。渡部尚市長は「在宅勤務などで身近な公園を利用する人が増えている。公園を核に地域コミュニティーづくりを進めたい」と話す。委託費2億2000万円を計上した。
学校の給食調理室やプール、全ての改修は困難
全小学校15校の給食調理室や、小中学校22校にある学校プールの老朽化も課題となっている。すべてを改修するのは困難で、今後のあり方を検討する。小学校給食のあり方検討事業には600万円を計上。温かい給食の提供を続けることを前提に、学校や保護者とも話し合って提供方法を考える。学校プールの機能集約化の検討事業では、複数のモデル中学校で2022年度のプール授業を民間委託する費用1000万円を盛り込んだ。
東村山市の中心核と位置付ける西武線東村山駅、久米川駅、秋津駅、JR新秋津駅の市内主要4駅周辺の整備事業には計5500万円を計上。老朽化した東村山駅東口や久米川駅南口の広場の再整備の方針などを検討する。1月1日現在の人口は15万1695人。1人当たりの歳出額は40万2979円。