女子プロレスラーで僧侶 雫有希さんが新学期の悩みを聞きます 9月19日に蕨市で無料相談会

出田阿生 (2022年9月8日付 東京新聞朝刊)

雫有希さん=本人提供

 女子プロレスラーで僧侶の雫有希(しずくあき)さんが9月19日、利益を乳児院に寄付するチャリティープロレスの会場で、新学期を迎えた小・中・高校生を主な対象に、いじめや悩みごとの無料相談所「きらら寺」を開く。試合会場にブースを設置し、僧侶と心理カウンセラーが相談を受け付ける。雫さんは「架空の寺の名前をイメージして命名した。駆け込み寺のように、なんでも気軽に相談してほしい」と話す。

お寺プロレスで慈善活動 乳児院に寄付

 埼玉県越谷市在住の雫さんは大学卒業後の2010年、学生プロレス出身者を集め、慈善活動を目的とする「お寺プロレス」を設立。26歳で僧侶の資格を取り、実家の寺の境内などでチャリティー目的の自主興行をしてきた。利益は全額、寺と関係のある乳児院に寄付しているという。

 JR西川口駅近くのレッスル武闘館(蕨市)で、午後5時半開場(試合は午後6時半開始)。当日は男女13人の選手が参加して4試合が開催される予定。高校生以下は入場料も無料。問い合わせはメール= shizukuaki.office@gmail.com で受け付けている。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2022年9月8日