カイシュウおわったよ!! 板橋区の「かいじゅう公園」復活 2代目はカワイイ滑り台に
宮崎美紀子 (2019年4月5日付 東京新聞朝刊)
板橋区の区立大谷口児童遊園(同区大谷口北町)、通称「かいじゅう公園」の改修工事が3月28日に完了し、公園のシンボル「かいじゅう」が遊具になって復活した。
老朽化で改修 「公園のシンボル残して!」区民の声に応え
公園は1964年に開園。71年に児童用の水遊びプールが新設され、プールサイドに高さ2メートルのかいじゅう型の噴水が作られた。見た目はかいじゅうというより恐竜で、口から水を吐く姿はインパクト抜群。同区みどりと公園課によると、今となっては、かいじゅう設置の経緯は不明だが、地元では「かいじゅう公園」と呼ばれるようになったという。
公園は施設の老朽化のため昨年8月から改修に入り、児童用プールは廃止された。区と地域住民の意見交換では「かいじゅうは残してほしい」「かいじゅうは公園のシンボル」との声が出たが、かいじゅうも腕が欠けるなど50年で劣化。そのまま残すことはできず「シンボルの存続と安全な遊具を両立させた、かいじゅうのデザインを取り入れた遊具を設置した」(同課)。
かわいくなった2代目かいじゅうは背中が滑り台で、ボルダリングやアスレチックネットと一体に。プールに代わる水遊び用のミスト設備も導入された。