公園遊具の利用再開へ 自粛緩和を受けて茨城県内で消毒作業 密集・密接を避けて遊ぼう
松村真一郎 (2020年5月22日付 東京新聞朝刊)
茨城県で新型コロナウイルス対策で要請していた外出自粛などの一部が緩和されたことを受け、県内の自治体では、公園の遊具の利用を再開させる動きが出ている。
次亜塩素酸水を散布して消毒
笠間市では市有の公園の遊具は4月10日から順次、利用を止めていた。県が5月25日にも、さらなる緩和をする見通しになっていることを踏まえ、市は週明けから、市内21カ所の公園に設置されている遊具の利用再開を予定している。
再開を前に、20日から業者に委託して、市が製造している次亜塩素酸水を公園の遊具に散布している。21日は、鯉淵公園など九カ所の遊具を消毒した。
「距離を空けて」と呼び掛け
笠間市管理課の担当者は「市民の安心安全のために取り組んでいる。再開後も、密集や密接にならないような利用をお願いしたい」と話した。
そのほか、水戸市では、4月17日から停止していた千波公園や七ツ洞公園など市内の主要な公園6カ所の遊具の利用を、5月16日から再開した。
つくば市も18日から、小規模な公園から遊具の利用を順次再開しており、茎崎運動公園や研究学園駅前公園など大規模な公園は、25日以降に利用できるようになるという。水戸、つくば両市とも、掲示物で距離を空けて遊ぶことなどを呼び掛けている。