〈えほん〉「王さまのお菓子」文・石井睦美 絵・くらはしれい

(2022年1月14日付 東京新聞朝刊)

 新しい年のはじめ、家族や友だちが集まった時に食べるフランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」。パイの中にはフェーヴと呼ばれる陶器の置物が入っていて、それが当たった人には1年間の幸福が約束される、といわれている。

 主人公ミリーは、陶器の小さな人形。パティシエのブランさんに「君は誰を幸せにするんだろうねぇ」と言われ、アーモンドクリームたっぷりのパイの中へ…。

 大切な誰かの喜ぶ顔が見られることも、幸せを願うこともうれしいこと。今年も良い年になりますように。

 1650円。世界文化社=電話03(3262)5115。

冒頭の写真は表紙のカバーを外したものです。書店には表紙カバーがかかったこちらの状態で並んでいます