〈23区の新年度予算案から〉豊島区 「こども未来国連」ワークショップに200万円
中村真暁 (2022年2月2日付 東京新聞朝刊)
〈2022年度予算案〉東京都豊島区は、区の小学生が国連のSDGs(持続可能な開発目標)の視点で区の未来を考えるワークショップ「豊島区こども未来国連」を秋にも開催する。今年で区制90周年となる区の記念事業の一環。関連経費として200万円を計上した。
「こども未来国連会議」や大阪万博も視野
未来国連では子どもたちが意見を出し合ったり、プレゼンテーションをしたりして思いを発信。来年3月にはそこから選抜された子どもたちで、内閣府認証事業の「こども未来国連会議」に参加し、各国の子どもたちと平和で豊かな世界を語り合う。将来的には、2025年に大阪万博で開かれる「こども未来国連会議」への参加も目指す。
豊島区は内閣府からSDGs未来都市に選定されている。高野之夫区長は「未来都市を次世代へ引き継ぐ主役は子どもたちで、将来に夢を持ってもらいたい」と話した。
このほか、昭和20年代に建てられた一棟式のマーケット「味楽(みらく)百貨店」(南長崎3)を活用し、文化施設「(仮称)昭和歴史文化記念館」として11月にもオープンさせる。トキワ荘マンガミュージアムと連携し、昭和の歴史や文化を伝える。整備費などに1億40万円を盛った。