〈23区の新年度予算案から〉品川区 環境問題を学べる「エコルとごし」5月オープン 運営費などに1億4100万円

(2022年2月4日付 東京新聞朝刊)
 〈2022年度予算案〉東京都品川区では、環境学習交流施設「エコルとごし」が5月、戸越公園にオープンする。区は運営費などとして、1億4127万円を計上した。

しながわ中央公園にはボルダリングの壁

 3階建てで、ゲーム感覚で環境問題を学べる映像展示室のほか、ラウンジや乳幼児向けのキッズスペースを設け、ワークショップや講演会などにも使ってもらう。

 屋上に太陽光パネルを設置するなど、国の基準に対してエネルギー削減率85%を達成する見通し。浜野健区長は「環境保全活動の輪を広げる新たな施設。人々の憩いと交流の場にしたい」と話した。

品川区の新年度予算案について説明する浜野健区長(品川区提供)

 このほか、東京五輪・パラリンピックのレガシーを継承するため、2023年4月に都市型スポーツの「ボルダリング」が気軽に楽しめるウォール(壁)を、しながわ中央公園に整備する。競技の体験や練習、地域イベントなどで活用してもらう。今年12月から整備工事を開始し、5580万円を計上した。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2022年2月3日