〈23区の新年度予算案から〉文京区 私立認可保育所などの支援に2億6000万円

長竹祐子 (2022年2月1日付 東京新聞朝刊)
 〈2022年度予算案〉東京都文京区は、新型コロナ感染拡大で、運営に影響を受ける私立認可保育所などの支援に2億6000万円を計上した。保育士の人件費を区が独自で一部補助し、安心安全で質の高い保育の提供を支える。ベビーシッターなどによる子育て支援事業に1億4000万円を充て、子育て家庭の負担軽減や孤立化防止のため支援の充実を図る。

学童クラブの待機児童解消にも2420万円

 学童クラブ「育成室」の利用ニーズの高まりに応えるため、育成室待機児童解消対策に2420万円を充てる。

 アフターコロナを見据えて、中小企業の企業力向上と人材強化支援に乗り出す。区内中小企業の従業員が事業拡大などに関わる資格試験を受ける際の受験料や研修の受講料の一部を補助する。

 また、コロナ禍で中止や縮小となっている町会や自治会による祭りやイベントなど、地域活動の再開支援に3700万円を盛った。成沢広修(ひろのぶ)文京区長は「停滞する地域活動の活性化を後押しして営みを増やすことで、地域の皆さまに元気を取り戻してほしい」と強調した。

 一般会計の予算規模は前年度より4.1%増えて過去最大になった。

表 文京区予算案の目的別歳出

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2022年2月1日

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