施設や里親から巣立つ若者へ手作り食器プレゼント 2、3月に恵比寿でお渡し会

(2023年1月24日付 東京新聞朝刊)

昨年の頒布会で食器を選ぶ若者たち=渋谷区恵比寿で

 児童養護施設や里親の元を巣立つ若者に、プロのガラス作家や陶芸家が手作りの食器をプレゼントするイベントが今年も行われる。「子どもたちに『本物』を届けたい」と、全国の作家17人と1企業が協力。1月末まで希望者を募っている。2、3月に東京都渋谷区内で「お渡し会」がある。

プロのガラス作家や陶芸家が提供

 岡山県早島町のガラス工芸作家石川昌浩さんが、東日本大震災をきっかけに始めた「手の長いおじさんプロジェクト」の主催。わずかな傷やゆがみが出て販売できない作品を各地の作家から集め、地震や豪雨の被災地に贈ってきた。

 社会的養護を巣立つ若者たちへの寄贈は今年で4年目。

 今回はアパレルブランドから提供された洋服や装飾品も並ぶ。お渡し会は2月19日と3月19日、渋谷区恵比寿の交流施設「景丘(かげおか)の家」で開かれる。器や洋服を手に取って品定めをしてもらう。

 今月31日までに申し込む。詳細は「手の長いおじさんプロジェクト」のウェブサイトで説明している。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年1月24日