〈23区の新年度予算案から〉板橋区 施設卒園者やヤングケアラーを支援

長竹祐子 (2023年1月31日付 東京新聞朝刊)
〈2023年度予算案〉板橋区では、新型コロナ禍や物価高騰などで生活に困難を抱える世帯が、無料で食料品を受け取れるフードパントリーを23区で初めて常設する。企業や区民からの提供品を安定的に配るため7月、区情報処理センターに「いたばしコミュニティフリッジ」を開設する。また、児童養護施設卒園者への経済的支援やLINEでの相談、ヤングケアラー支援などと合わせ、子どもの生活環境支援事業に4900万円を計上した。

絵本の力で自殺予防やSDGs啓発

 絵本と産業的、文化的につながりのある地域性を生かし「絵本のまち板橋」ブランド戦略拡大事業に6700万円を盛った。区内のイラストレーターによる自殺予防絵本の制作や、持続可能な開発目標(SDGs)を啓発する絵本風冊子、地元の昔話をまとめた絵本を作る。坂本健区長は「絵本の魅力を活用しブランド化を推進する」と話した。

 デジタルで区民の利便性を高めるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進対策に6億2900万円を計上。デジタル地域通貨「いたばしPay」を活用し、健康増進を図ったり環境対策をしたりするとポイントがもらえる。

 一般会計予算は過去最大。5年ぶりに収支均衡予算となった。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年1月31日