〈23区の新年度予算案から〉練馬区 ひとり親家庭の自立支援を強化します

原田遼 (2023年1月25日付 東京新聞朝刊)
〈2023年度予算案〉東京都練馬区は、相対的に貧困率が高いひとり親家庭の自立支援に1億7433万円を盛り込んだ。新たに実施するオンライン相談など拡充額は2373万円。

看護師や保育士などの資格所得を支援

 20歳未満の子どもがいるひとり親家庭は練馬区内に約7600世帯。昨年の実態調査で孤立やコロナ禍による減収が鮮明になったため、法律や家計の悩みに専門職員が答える相談窓口を強化。これまでの対面・電話、メールの利用法に加え、オンラインでも対応する。

 さらに、ひとり親が看護師や保育士などの資格取得をするために修学中の生活費を支援する国の高等職業訓練促進給付金への上乗せ額を増やす。従来、区が4万~69500円加算して月14万円支給していたのを月16万円に。第2子以降は1人につき月2万円増やす。前川燿男区長は「日本は伝統的にひとり親に冷たい。そうした社会を変えたい」と話した。

 まちづくりでは、閉園した遊園地としまえんの跡地に今夏ハリー・ポッター体験施設が開業するのに合わせ、区内周遊ツアーを実施するなどして地域の魅力を発信する。

 一般会計は前年度比2.6%増で過去最大となった。

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元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年1月25日

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