国立市に子どもが遊べる公共施設「矢川プラス」4月1日オープン 世代間交流を後押し
岡本太 (2023年3月13日付 東京新聞朝刊)
子どもから高齢者まで幅広い世代の人が集う国立市の新たな公共施設「矢川プラス」の内覧会が開かれた。施設は、児童館や公民館、子育て広場など複数の機能を合わせ持ち、世代間の交流を後押しする。オープンは4月1日。
大型遊具や音楽スタジオも
矢川プラスには児童館、共有スペース、多目的ルーム、幼児教育センター(こどもラボ)、子育て広場(ここすきひろば)などを整備。子どもたちの遊び場となる児童館と、地域住民がサークル活動などで利用できる多目的ルームが同じ階に設けられ、間をつなぐ共有スペースで交流しやすいよう工夫が施されている。施設ではコンサートや映画上映会などのイベントも開催できる。
このほか屋内の大型遊具や、学習や読書のできるスタディーコーナー、音楽活動のできるスタジオなどもある。内覧会では、細田直哉館長らが新たな施設を紹介。「子どもたちを中心に多世代の人が集まり、つながっていく施設にしていきたい」と話した。
矢川プラスの場所は、JR南武線矢川駅近くの都営住宅横。都営住宅の建て替えで空き地となった場所を活用し、市が整備した。総工費は約11億4400万円。開館時間は午前9時から午後10時まで。毎月第1、第3木曜休館。多目的ルームやスタジオの利用には事前予約が必要となる。